精油は3つのルートを通って体内へ

2015.08.31 Monday

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    アロマテラピーの「基本のき」第2回目は、精油が体の中に取り込まれるルートについて。

    第1回目の、「アロマテラピーって何?」はこちらをご覧ください。→

    ディフューザーなどで空間に漂っている香りも、トリートメントに使用するアロマオイルも
    ちゃんと体内に取り込まれて、心と身体に作用しています。

    そのルートは3つ。3つのルートを通ってからだの奥に入り込み、全身へと広がっていきますよ。
    今日は、そのルートについてお話します。




    1 鼻から脳へ

    鼻から吸い込まれた香りは、嗅細胞を通り、電気信号として、私たちの「本能」をつかさどる大脳辺縁系に一番に届きます。

    香りとして認識するのは、大脳辺縁系に届いた時。
    大脳辺縁系は「感じる脳」と言われ、食欲などの本能に基づく行動や喜怒哀楽といった感情を支配しています。

    このルートが、嗅覚を他の五感(正確には四感ですね)と違う所。

    他の味覚、視覚、聴覚、触覚は、一旦、「考える脳」といわれている大脳新皮質を経由したのちに、「感じる脳」に届けられるのです。

    「感じる脳」に直接届けられると、香りを吸い込むと、すぐに感情の変化を感じる事ができます。
    ですから、本能としての自分の感覚をより知る事ができるのです。

    さて、大脳辺縁系に伝達された電気信号は、ほぼ同時に2つの経路に分かれます。


    一つは、大脳皮質にある嗅覚野に伝わり、記憶や感情を作り出すルート。

    香りは過去の記憶ともつながります。
    精油の香りだけではなく、何かの香りを嗅いだ途端に、過去の記憶が甦ったり、
    春の土の香りで、季節を感じたりなど、みなさんのも、なんらかの経験があるのではないでしょうか?


    そして、もう一つは、視床下部に伝わります。

    視床下部はホルモンを調節する自律神経の中枢であると同時に、食欲や睡眠などの本能活動の中枢でもあります。
    ですから、ストレスなどで、自律神経やホルモンに何らかのトラブルが生じた時に適切な香りを嗅ぐことで、
    正常な状態に戻すことも期待できるのです。


    この香りの作用を利用して、心の在りどころを知り、未来への指針のために香りを使用するのが、

    アロマアナリーゼ

    アロマアナリーゼについては、こちらの記事をご覧くださいね。→


    2 肺から全身へ

    鼻や口から吸い込んだ精油の芳香成分は肺に取り込まれます。
    肺には肺胞と呼ばれる器官があり、香り成分は肺胞の毛細血管から血流に乗って、全身の色々な組織や細胞に届けられます。

    喉が痛い時に、精油を入れたお湯の湯気を吸入することで楽になったりするのは、
    このルートを利用した方法です。

    これは体内の代謝反応で、感覚的というよりは、化学的なメカニズムによる機能です。


    3 皮膚から全身へ

    皮膚にはバリアゾーンがあり、通常は簡単に物質を通過させたりはしません。
    ですが、精油の分子構造はとても小さく、又、親油性なので、このバリアを容易に通過することができます。

    そして、血液やリンパ液にのって、全身の筋肉や器官に働きかけます。

    アロマテラピートリートメントや、アロマバスはこの働きを狙ったものです。
    特に、アロマテラピートリートメントは、直接皮膚に塗布する為に、よりダイレクトに精油の成分を届けることができるのです。
    ですが、精油の原液はそのままでは刺激が強いので、必ず植物油などで希釈してから使います。

    精油=自然のもの=安全

    ではありません。

    植物によって成分も違います。禁忌事項のある精油もありますし、
    保存方法、使用期限、希釈濃度など、正しい使用方法が必要になります。

    怖がることはありませんが、知識のないまま安易に使うのも危険です。

    精油を購入する時には、必ず知識のあるスタッフがいる専門店で買いましょう。
    そして、アロマトリートメントは、アロマの資格をもったセラピストのいるサロンで受けられることをおすすめします。

    有資格者によるトリートメントは、安全にトリートメントをしてくれるだけではなく、
    心や体の状態をお聞きし、適切な精油を提示してくれます。

    精油が体に取り込まれる3つのルートは、どれか1つのルートが選ばれるのではなく、2〜3つのルートから同時に取り込まれます。

    適切な精油でのアロマトリートメントは、ハンドによるケアとともに、香りの作用も受けられるのですから、
    心や体の状態にあった精油を選ぶことで、よりよい内容になるのです。


    では、もっと具体的に、iloはどんなアロマトリートメントを行っているのでしょうか?

    セラピストによって、トリートメントに対する考え方も変わりますし、
    重きをおく部分も、得意とする部分も変わります。

    iloは、つまり私はどんなトリートメントを行うのかということを次回はお話したいと思います。

    長文お読みいただき、ありがとうございました。



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